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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【KADODE】29話 自警団のメンバーや家族も巻き込んで…

第29話 家族はもちろん、自警団のメンバーも巻き込んで、リーサ達の旅の準備に取り掛かる。 「リージ、貴方はお腹壊しやすいのだから、お薬持っていきなさい」 奥方が甲斐甲斐しく荷物にあれやこれやと詰め込んでいく一方、 父である自警団団長は… 「リーサ…

【KADODE】28話「カドデはね、ユーレィなんだと思うの〜」

第28話 「カドデはね、ユーレィなんだと思うの。 ホントのユーレィじゃないけど、似てると思う♫」 ユーレィ…とは、いわゆるゴーストの事だろう。 「なぜそう思う?」 「この世界の物は触れないし、姿も普段は見えないし… んと、けどポルターガイストはできる…

【KADODE】27話「僕らの上の兄として旅券を発行して貰いましょう」

第27話 「そうね!それなら村長も発行してくれるだろうし!」 村長とは、奥方の実父であるらしい。多少の事なら大目に見てくれるという話だ。 「良かったね♫ 仲間も増えて、冒険って感じが出てきた〜♫」 カドデはピョンピョン飛び跳ねて喜んでいた。 しかし……

【KADODE】26話「リージ!さすが私の双子の弟♫」

第26話 「リージ!私の味方してくれるのね? さすが私の双子の弟!」 「ぐぬぬ…お前達…」 「勿論、条件はある。 その旅に僕も保護者として同行する。 それに…旅は4大都市に到着するまで!」 「えぇ〜⁈ そんな!たった2〜3日じゃない!」 「外の世界を見たい…

【KADODE】25話「お前は…まだ冒険者なぞになる夢でも見てるのか⁈」

第25話 畑仕事と武術鍛錬によって鍛えられたガッシリとした体躯を持つ自衛団団長はその肉体の迫力のまま声を発する。 「リーサ!冒険者なぞになる事は許さんぞ! 女らしく家で花嫁修行をしたらどうだ!」 「父さんは古いのよ、考え方が! 女だって大切な人を…

【KADODE】24話「国王と願いを叶える悪魔…」

第24話 「国王と願いを叶える悪魔か…」 「旅の方?王様の事が気になるなら… 王都へ行ってはどうですか? きっと沢山人がいるし、情報も集められると思うんです!」 何故か興奮気味に、先程までシュンとしていた団長の娘がまた前のめりに話す。 「…そうだな。…

【KADODE】23話「騎士様でもないの?」

第23話 「え?騎士様でもないの?…じゃあ…誰?」 「…ただの流浪民だ。 少し前にこの世界で異様な光景を見た。 それが気になり、調べている。」 当然、一般民に本当のことなど言える筈もない。 言葉を濁しながら話しを進める。 「異様な光景って??」 村の少…

【KADODE】22話「さて…先程貴方は聞きたい事があると…」

第22話 「さてさて…先程貴方は聞きたい事があると 言っていたようですが。 私らに何を聞きたいと…?」 「ああ。」 香り良い茶の余韻に浸りながらも茶器を置き、家主である自警団団長に顔を向ける。 「村の外の森に出没した…あの一つ目の怪物のような存在は……

【KADODE】21話怪物から逃げて来た少女の家…

第21話 怪物から逃げて来た少女の家… 少女の父は自警団の団長だという。 家に招かれ話しを聞けるようだ。 自警団団長…とはいえ、元はただの村人。 その家も質素な木材を使った小規模な平屋の家だった。 大分年季を感じる木造家屋だが、しっかりと手入れが行…

【KADODE】20話旅券が無い…⁈

第20話 「旅券が無い…⁈ 賊の類いなんじゃないか?」 「出身の村は?何故ここに?」 村人は一様に警戒を強め騒つく。 なるほど…賊や怪物を恐れ警戒を強化か。 それだけ周囲の治安が悪いということだ。 「仕方ない。騒ぎを大きくするつもりもない。 ここは一旦…

【KADODE】19話その村は小さな街道沿いにぽつんと

第19話 その村は街道沿いにぽつんとあった。 小さな平屋の家屋が数十軒連なるだけの 集落だ。 しかし… 集落の規模に反して、集落を覆うように 堅固な防壁がそびえていた。 「さほど裕福な村とは思えないが… 妙に防壁だけは立派だな…?」 「今は…どこの村も工…

【KADODE】18話「さて、これからどうする?」

第18話 「さて、これからどうする?」 怪物の亡骸は道から外れた樹林に埋葬する。 (…と、いっても軽く土と枯葉を掛けるだけだが) 現実世界と同じ働きをするなら、微生物や獣が土へ還す作業をするだろう。 「まだ怪物はいっぱいいるの! 退治してかなきゃ〜!…