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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】112話 自警団の団長をしていた父の…

第112話

 

自警団の団長をしていた父の壮絶な顔、言葉…

絶対に、古い虚のある大きな木へワイバーンを近付けさせまいと死力を尽くした。

 

「リージとて、単身で無事に助けを呼びに行け

たのは何故か…

自警団の彼らがワイバーンを引き付けていたからではないか?」

 

「…そうだ、僕ら…皆に守って貰ったんだよ」

 

村の全てを守れた訳では無いけれど…

守れたものもあったのだ。

 

「…う、うわぁぁぁぁ…!」

 

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焼け果てた村の森に、リーサの胸を締め付けるような悲痛な慟哭が木霊した。

熱にうなされた大地を鎮魂するかのように、声は村に響く。

 

「お父さん…自警団の皆…

お母さん…お兄ちゃん…、、、」

 

村の生き残りの私が覚えているから。

ここに村があり、穏やかに暮らしていた事を。

大好きな村を、皆を守ろうと死力を尽くして戦った者達が居た事を…

 

「リーサ。

けれど、ここで終わりでは無い。」

 

ルピナスな淡々と声を発する。

 

「…自分が村に到着し、上空にいた3匹のワイバーンは仕留めた。

 

だが…

 

最初に飛来したワイバーンは5匹程だと聞く」

 

「…あ、、、」

 

仇は…まだ残っているのだ…

 

 

(113話へ続く)