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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】26話「リージ!さすが私の双子の弟♫」

第26話

 

「リージ!私の味方してくれるのね?

さすが私の双子の弟!」

 

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ぐぬぬ…お前達…」

 

「勿論、条件はある。

その旅に僕も保護者として同行する。

それに…旅は4大都市に到着するまで!」

 

「えぇ〜⁈ そんな!たった2〜3日じゃない!」

 

「外の世界を見たいんだろう?

先ずは最初の試しが必要だよ。

そして現実も見れる…この最初の旅を成功させて、もっと旅を続けたいなら…

時間をかけて父さんを説得させてくしかない。」

 

ぐぬぬぬ…」

 

「そうね、少し心配はあるけれど…

しっかり者のリージが付いててくれるなら…

母さんは賛成よ。

ね?アナタ、どうかしら?」

 

「…ぐぬ…ぬ…

… … 外出許可は…4日間までだそ?

都市に到着したら、すぐに帰って来い」

 

「父さん…行っていいの?」

 

「その代わりリージの言う事をちゃんと聞くのだぞ?危険な怪物退治などしないと約束だ!」

 

「う、うん。分かった。

やった…旅ができるのね!」

 

「旅の方…そう言う事だ。

ウチの不肖の双子姉弟を宜しく頼みます」

 

「… … …」

 

当然、ルピナスは言葉に詰まる。

いつの間に、話しが纏まったのか…

いつの間に自分は引率者に指名される結果になったのか⁈

 

自分はただ…怪物の事などを聞きたいだけだった筈が…

 

「旅の方!複雑そうな顔しても無駄よ♫

貴方には旅券が無い!この先、街へ入るには必要不可欠よ!

私を連れて行けば…貴方の分の旅券もドサクサで発行することができるわ。」

 

ウキウキと姉リーサがドヤ顔で語れば、弟リージは冷静に。

 

「僕らには上に兄が1人います。

年齢も近そうですし、兄として旅券を村長から発行して貰うことが出来るでしょう。」

 

 

(27話へ続く)