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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】29話 自警団のメンバーや家族も巻き込んで…

第29話

 

家族はもちろん、自警団のメンバーも巻き込んで、リーサ達の旅の準備に取り掛かる。

 

「リージ、貴方はお腹壊しやすいのだから、お薬持っていきなさい」

 

奥方が甲斐甲斐しく荷物にあれやこれやと詰め込んでいく一方、

父である自警団団長は…

 

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「リーサ!こんな小さな斧を使う気か⁈

万一、賊に襲われでもしたらどうする⁈

…こっちの斧を持って行け!」

 

「え⁈ 父さん…それ、この間新調したばかりの斧じゃない⁈ 

…いいの?」

 

「武器が良ければ未熟なお前でも少しは役に立つだろう。

リージは治療師だ、戦闘は出来ないから…

お前が万一の時には頑張るのだぞ。

無論、不利だと思ったら、リージの助言を聞いて即座に逃げろ!」

 

「うん、分かってる。絶対無理はしない!」

 

「リーサ嬢ちゃん、何かあったら必ず引き返して下さいよ?

この村の近くなら…俺らが絶対倒してやりますから!」

 

「母さん…この荷物は…やっぱり多過ぎだよ」

 

家から出て来たリージは巨大になった荷袋を背負っていた。

 

「そうよ!王様の御幸じゃないんだから〜

私達徒歩で向かうんだよ?」

 

「う〜ん…そうねぇ…

さすがに多い?でも、皆必要な荷物なのよ…」

 

「数日で帰ってくるんだし、着替えなんて一枚でいいよ!食料も片道分で平気よ。

街に着いたら調達するわ♫」

 

まだ見た事がない街を想像してリーサはニヤける。

 

「さて、準備は整ったか?出立するぞ」

 

痺れをとうに切らしていたルピナス

出立を宣言する。

 

 

(30話へ続く)