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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】61話 結局3人は酒場に入った。

第61話

 

結局3人は酒場に行った。

 

例の如くリーサが故郷の村へ帰る前に、どうしても見てみたいと嘆願し…(駄々をこね)たのだ。

 

かくして3人は路地裏にある冒険者が多く集うという酒場に足を踏み入れる。

 

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酒場の店主も保護者同伴なら…と、入店を拒否しなかったが…

何とも言えない表情だったのは言うまでも無い。

同じく、嬉々としながらアイスミルクを注文するリーサを隣に何とも言えない表情になったリージだった。

 

「うわぁ…これが大都会のミルクなのね!

見て見てリージ!氷入ってるよ!

村じゃ、夏場氷なんて…ほぼ目にしないよね⁈」

 

「ま、まぁね…村では氷室の規模も小さいから、重病人にしか使わないね…」

 

「ん〜!美味しい♫都会の味がする!」

 

「… …ミルクはどこでも一緒だよ…」

 

はしゃぐリーサを横に周囲の好奇の目にいたたまれないリージ。

 

ルピナスさんはお酒頼んだんだね!

何ていうお酒?」

 

好奇心旺盛なリーサである。

 

「さあ…。メニューにあった適当な安酒だ」

 

実のところ、ルピナスは酒を飲んだ事が無かった。

今までの人生の中でそんな人間的な事をする術など一切無かったのだ。

 

 

(62話へ続く)