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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】41話 「もぅいいよ!私だってもっと修行すれば…」

第41話

 

「もぅいいよ!私だってもっと修行すれば少しは強くなるんだから!」

 

「修行…?父さんが聞いたらまた怒るぞ?」

 

「リージはどっちの味方なのよ!」

 

「どっちの味方でも無い。僕は無事にリーサを村へ連れて帰ると両親と約束しただけ」

 

「〜〜!リージなんて嫌い〜!」

 

また姉弟喧嘩が始まった。

カドデも一緒になって姉弟の周りをグルグル回っている。

 

一方、ルピナスワイバーンを倒した冒険者らに注目がいっていた。

 

「あの冒険者らと少し話しが出来ないだろうか?

怪物の事について、何か…新しい情報が欲しい」

 

姉弟の喧騒とは対照的に冷静な声を発すれば、2人もまた我に返る。

 

「わぁ♫うんうん!私も冒険者さん達とお話したい!」

 

「…ですが、怪物を狩った後の彼らは、恐らく同業者の横取りを警戒しています。

無防備に接近するのは危険かと…」

 

「なら、先ずは自分が先行して近付こうか?」

 

ルピナスの提案に姉弟は一瞬固まる。

 

ルピナスさんは…その…

見るからに戦士っぽぃというか…

眼つきが怖…じゃなくて鋭いから警戒されちゃうかも⁈

 

やぱ、私が行くのが一番よ♫」

 

「リーサだけじゃ、何かあった時に心配だな。

仕方ない、僕も一緒に行く」

 

「先行ってるよ〜!ルピナスさん、相手が話ししてくれそうなら、呼ぶからね♫」

 

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「待てリーサ!いきなり走って行って弓矢に射られたらどうする?」

 

 

(42話へ続く)