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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

56話【KADODE】「さぁ、ここがギルドです!」

第56話

 

「さぁ、ここがそのギルドですよ!」

 

職員の指す建物は、がっしりとしたレンガ作りの二階建ての建物だった。

 

この都市の中では、三階建ても珍しく無いが、建物面積も大きく、重厚な造りである為、この都市の中にあっても決して見劣りするものでは無かった。

 

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ただし…都市の中の銀行や役所と違って、一般人…特に女性や年寄り、子供の建物への出入りはかなり少なく、反対に厳つい兵士と思しきグループが出入りする異様な光景が、この建物へのイメージを作り出していた。

 

「うわぁ…強そうな戦士さん達ばかりだぁ!」

 

リーサは再び顔を紅潮させる。

 

「見て!あの大剣…あんな大きな剣を背負えるなんて…!!」

 

「り、リーサ!あんまりキョロキョロするなよ!恥ずかしい…」

 

リージはリーサとは別の意味で顔を赤くする。

 

リーサは放っておけば、黄色い声を出してサイン色紙を冒険者へ差し出し兼ねない。

 

「…プッ…、…、ど、どうです?

建物の中も見学してみたら」

 

職員はリーサを見ながら吹き出すのを必死で堪えているようだ。

 

「きゃぁぁ♫いいんですか⁈ 中も見たい!」

 

完全にお上りさん(もしくはアイドルの追っかけ)になっているリーサを…

リージはさりげなく距離を取り他人を気取ろうとする。

 

顔かたちがそっくりなので不可避ではあるが。

 

 

(57話へ続く)