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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】38話 激しく翼を動かし威嚇するワイバーン…

第38話

 

激しく翼を動かし威嚇するワイバーンの下には確かに人影があった。

 

しかも、1人ではない。

3〜4人ほどの人間が陣形を組んでいるようだ。

 

「も、ももももしかして…」

 

リーサが頬を上気させ非常に興奮しながら声を上げる。

 

ワイバーンの下にいる人達って…

冒険者のパーティかも⁈⁈⁈」

 

冒険者?リーサ、それは確かか?」

 

「わ、分かんないけど…

ワイバーンに応戦しようとしてる感じ」

 

「…冒険者

戦闘集団か何かか?」

 

ルピナスさん、怪物専門のハンターですよ。

確かに戦闘能力はかなり高い筈です」

 

「では、ここで様子見がいいな」

 

ワイバーンなる怪物の戦闘能力はルピナスにとっては未知数だ。

専門のハンターで対応できるのなら、無用の戦闘は避けるべきだ。

 

「うわぁ…ドキドキする〜

飛んでるワイバーンにどう攻撃するんだろ⁈」

 

ワイバーンや、冒険者に気付かれない程度の距離を保ちつつ、茂みから様子見する。

 

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「飛行系の相手に対しては…大凡決まってるだろ?」

 

視力のやや弱いリージはちゃっかりと携帯望遠鏡を取り出して覗いている。

 

「あ、あ!本当…弓手が攻撃始めた!」

 

「それだけじゃない、魔法使いの援護も入るぞ!」

 

 

(39話へ続く)