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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】46話 冒険者らと別れ…

第46話

 

冒険者らと別れ、更に半日歩き…

四大都市であるアクトスが目前に聳えるも、

今日はここで野宿をする。

 

「あぁ〜あ…もぅちょっと歩けばアクトスだってのに〜!今日も野宿かぁ…」

 

「文句を言わない!

都市の門は夜8時には閉まるらしいし、どのみち間に合わなかったよ。

それに、無理して入っても宿に泊まる金まで持って無いだろ?」

 

「…そうだった…明日朝から都市に入っても、夕方には帰らなきゃ、なんだよねぇ」

 

「まぁ、今回はただの都市への見学だよ。

無事に村へ帰れたら父さん達も少しはリーサを見直すと思うぞ?」

 

焚き火を囲み、軽い食事をとりながらリーサとリージは相変わらず会話が絶えない。

 

冒険者らと会ってから、何となく静かだったように感じたカドデも、野宿を楽しみはしゃいでいる。

 

「焚き火の炎キレイだね〜♫

干し肉美味しそう〜!」

 

冒険者らと会って人見知りでもしたのだろうか。

炎に浮かぶ無垢な横顔は、この世界を創造した主プログラムとは思えないほど幼く見えた。

 

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明日、都市のギルドを訪れ更に情報収集をする。

怪物の事、国王の事…

情報を集めたとて、すぐに異変を解決できる訳は無いが…

カドデが苦しまないよう…

世界を正常に戻したいと…カドデの横顔を見ながら思う。

 

 

(47話へ続く)