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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

55話【KADODE】私くらいの年でもなれるって事⁈

第55話

 

リーサのおさげ髪がピンと跳ね上がった。

 

「私くらいの年でもなれるって事⁈ 」

 

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しかし職員はやんわりと言う。

 

「ええ…ですが、本当に希なケースですけどね。

親が既に冒険者に近い職業をしてたりとか、身寄りが無く幼い頃から戦闘訓練を受けていた孤児とか…」

 

「…うぅ…」

 

「大概は憧れはあっても里のご両親の反対で勝手にはなれません」

 

「うぅ…ぅぅ…」

 

リーサのおさげ髪シナシナと垂れ下がる。

 

「ほらな、リーサ。

皆、周囲が心配して反対するものなんだ。

ウチの親だけが特別過保護な訳じゃない。」

 

「…分かってるよ…」

 

しょんぼりするリーサを見て職員もどうにか元気付けようと語る。

 

「…ですが、立派な成人となり、心も肉体も鍛えていれば…周囲の見る目も変わってくるのでは無いですか?

 

冒険者に限らず、城の兵士なども人気の職業なんですよ!」

 

「…そっか…そうよね!

冒険者に限らず、私の未来は色々可能性あるって事よね!」

 

「まぁね、ホラ!その為の街の見学だろ」

 

「うん!冒険者になる事だって…まだ諦めては無いんだから!

ギルドで色々、見学するぞ〜!」

 

職員がニッコリと微笑み、指を指す。

 

「さぁ、ここがギルドです!

国王から拝命した…組織。未知なる事案への探査や討伐、民間人の依頼への窓口。

 

まぁ…ザックリ言えば何でも屋窓口…ですね!」

 

 

(56話へ続く)