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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】93話 咽び泣く背中へ触れる気配にリージは気付いた…

第93話

 

咽び泣く背中へ…

ふと、優しく触れる気配にリージは気付いた。

 

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ルピナスさん…」

 

「…先ずは、ワイバーンを倒すぞ。」

 

「…はい。僕は何をすれば…?」

 

「自分がワイバーンと戦闘している間、救出可能な村人がいないか、探してみてくれ。

…ただし、この入り口付近に居ろ。」

 

「…ルピナスさん…ワイバーンを倒そう…なんて、考えてますか?

 

…流石に僕らだけでは…」

 

そうなのだ。

数日前、ベテランの冒険者達がワイバーンを捕獲しているのを目撃したが…

ベテランの冒険者でさえ、5人のパーティを組んで戦略的に行動していた。

 

…そうで無ければ、倒す又は捕獲などできないからだ。

 

…ましてや、ワイバーンは一匹では無いのだ。

 

「三匹か…」

 

 

 

(94話へ続く)