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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】44話 冒険者との昼食も終わり…

第44話

 

冒険者との昼食も終わり、片付けをしている時だった。

さほど大きくはないが、竜の咆哮が聞こえた。

 

「え?え⁈ 何⁈」

 

リーサが慌てて武器を握りしめる。

 

「あぁ…脅かしてごめんなさいね…

先程倒したワイバーンよ。

魔法を施した鎖で覆っているから、無害よ!」

 

「え…?ワイバーンはまだ生きてるんですか?

…その…トドメは…」

 

冒険者は複雑そうな顔をして肩を竦める。

 

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「これがギルド本部からの義務だからなのよ。

依頼した怪物退治は、生きたまま捕獲せよ。

って。」

 

「へぇ〜!動物愛護⁈

…じゃ、無いですよね?どういう意図なんだろ…」

 

「その辺の説明はギルドからは無いわね。

もし、失敗して死なせてしまうと報酬は10分の1くらいになってしまうの…」

 

「これは手厳しい…」

 

「リージ君もそう思うわよね⁈

…ギルド運営部まで連れて行くのも一苦労よ!

…噂では…回収した怪物を更に王都まで輸送するそうよ」

 

冒険者のそんなため息に、普段ほぼ無口なルピナスが反応した。

 

「王都へ輸送…?

どういう事だ?」

 

迫力がある訳では無いが、澄んだ低い声に冒険者の美女は少し驚きながらも応答する。

 

冒険者同士の単なる噂の域よ?

…ギルド運営は国王の配下にあって、

その国王が…退治した怪物を回収している…

だなんて囁かれているの。

…勿論、根拠がある噂では無いわよ?」

 

 

(45話へ続く)