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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

54話【KADODE】何かお探しですか?

第54話

 

「何かお探しですか?」

 

男性がゆったりと話し掛けてきた。

 

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「あ!はい。

私達…ギルドの建物を探してるんです。

ほら、あの…怪物退治とかを依頼したり受けたりする…」

 

一般人は怪物退治などに疎いのかと、リーサは必死で身振り手振り使って説明しようとするも…

 

「おやおや、お嬢さん方…ギルドに用があるのですか?」

 

「え⁈ オジ…いえ、お兄さん?ギルドを知ってるんですか?」

 

「知ってるも何も…私はそこの職員でして。

今、昼食用の買い出しに出てた所なんですよ」

 

「うわぁ!偶然!

あ、あの!ギルドまで案内お願いできますか?」

 

「勿論ですよ。何せ行く建物は一緒なのですから。

…しかし…年若いお嬢さん達がギルドに何用で?

…まさか怪物退治のご依頼ですか?」

 

「い、いえ…その…見学を…」

 

職員の男性に質問され、リーサは急に縮こまる。

 

「ああ、見学ですか。

ええ、ええ。冒険者に憧れる子供達は多いんです。」

 

「う…子供…」

 

「おや、失礼!お嬢さんくらいの年頃なら…本気で目指す方も多いですけどね。」

 

「その…何才くらいになったら…冒険者になれるものなんですか?」

 

職員の男性は優しく微笑む。

 

「お嬢さんくらいの年頃の人でも、訓練して既に冒険者として活躍してる人もいますよ。」

 

そんな職員の言葉にリーサのおさげ髪は跳ね飛んだ。

 

「私でも…もうなれるって事…⁈」

 

 

(55話へ続く)