UA-125421985-1

!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

52話【KADODE】大都市の雰囲気に飲まれていたリーサも…

第52話

 

大都市の雰囲気に飲まれていたリーサも、ようやく落ち着きを取り戻し、この街へ来た目的を振り返る。

 

「ええと、先ずはこの街にあるギルドへの見学ね!

同時に怪物についての情報も聞いてみる…と!」

 

「国王についての情報もだ。」

 

ルピナスの目つきも鋭くなる。

 

「…けど、王様について…なんて、

そう易々と答えてくれる人はいるかな?

下手すれば、不敬罪になるかもしれない…

まして、国が統括してるギルドの職員が

変な噂なんて言う筈ないかと思うよ」

 

リージはどんな時でも冷静だ。

 

f:id:gouzo:20190416140226j:image

 

「ん〜…冒険者さんなら…少しくらいは話してくれそうだけどなぁ…

せめて職員さんの目の無い所でなら…」

 

「…酒場とか覗くか?

酒の勢いでなら、噂話くらい話してくれるかも」

 

「さ、酒場⁈

冒険には付き物だよね⁈ 憧れてたの〜!」

 

リーサは目を輝かせるが…

 

「でも、僕達はまだ未成年だから入店拒否されるかもだなぁ」

 

「え〜!私、そんなお子様に見える⁈」

 

「実際、お子様だろ?」

 

顔を真っ赤にしてリーサは膨れるが…

ルピナスは一時思案して。

 

「酒場には自分だけ行こう。

元々これは、自分の事情だ。

2人はその間、土産でも見ているといい。」

 

 

(53話へ続く)