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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】36話 失敗に頭を抱えるリーサと…

第36話

 

失敗に頭を抱えるリーサとイビキをかいているカドデをよそに、起床してすぐにリージは朝食の準備に取り掛かっていた。

 

「ほら!リーサ、顔拭いて歯磨きもするんだぞ!」

 

焚き火に昨日の残りのスープを温めなおし、パンに熱したベーコンを乗せる。

 

食事にも少しは慣れてきたルピナスだ。

味覚とは…心を豊かにするものなのだと感じた。

 

木の葉は朝日を浴びて輝き、空は日が昇るほど青く透き通っていく。

この世界は美しかった。

隣でまだ寝ぼけ眼でいる、この…カドデが創った世界は…

 

「今日、1日歩いて野宿したら…明日午前中には大都市アクトスへ到着しそうですね!」

 

「おばあちゃん情報によれば、この先は森を抜けて平坦な土地になるっていうし…

ん〜!順調過ぎる〜」

 

「リージ!」

 

「はぁい…気は抜きません〜」

 

「今日の野宿でも失敗したら、伝書鳩で父さんに報せるからな!」

 

「リージ厳しいよ〜」

 

相変わらず賑やかな2人だ。

 

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荷物をまとめ、歩きだす。

先日いた村の、森の中とは景色が変わりそうだ。

異変を起こしているかもしれない世界には思え無いほど、穏やかな大地が続く。

 

 

(37話へ続く)