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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】17話…力が出ない?

第17話

 

「力が出ない?」

 

「…うん…カドデがこの世界作ったのに…

上手く力が出ないの…

だから、さっきの化け物にも負けちゃって…うぅ」

 

これは…

やはり重大なバグでは無いのか?

 

「お兄ちゃ…お願い!

カドデと一緒に怪物倒しに付いて来て欲しいの!

お兄ちゃ、強いし…安心なの」

 

「それよりも…バグなら開発者を覚醒してシステムを修正する方が早いのではないか?」

 

「あぅ…!!だ、ダメなの〜!

そんな事したら…世界が消えちゃうもん!」

「カドデ…いっぱい友達できたの!

この世界が大好きなの〜」

 

カドデは泣きだした。

まさに子供だ。

KADODEは人間では無い。

人とコンタクトを取る為に言語機能と…

人型に似せた対応を組み込んでいるだけだ。

 

…なのに…

 

「分かった。

今暫くは調査も進めたいし。

それにバグの原因をここで探り当てられれば尚、良いからな…」

 

「う…っく?仲間になってくれるの?」

 

「…仲間…

…少し違う気がするが…」

「暫く同行し、協力はする…という事だ。」

 

「うぅ…良く分からないけど…良かったの〜!」

「怪物が世界から消えたら、人間が幸せになるもん♫いっぱい退治して平和になるの〜」

 

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「…そうだな。」

 

平和…

KADODEは平和を第一に目的として作られた。

それに関しては…

正常に作動しているということか。

 

 

(18話へ続く)