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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】第8話夢想世界へ…

第8話

 

「夢想世界へ行ってみたい」…など

突飛な思考が頭を過ぎる。

 

開発者の脳を夢から覚まし

プログラムを点検して貰えば済む事だ。

 

「けれど、その前に少しだけ観察しに行ってもいいのでは」

 

興味という芽が更に増す

 

「修正が本当に必要かどうか、確認しに行くだけ…」

「さほど重篤なトラブルで無いのなら…

寧ろ開発者を無理矢理夢から起こすのは

リスクがある…」

 

興味という芽は、今や虚無なる鋼の身体を

突き破り緑の葉を茂らせるとばかりに

育つ

 

その芽に引かれ

プログラム介入に挑む。

 

己は夢想空間の住人として

登録されていない。

侵入者だ。

上手くフェイクし、紛れ込み…

主プログラムが察知する前に離脱する。

 

“夢想プログラム”

 

人類史上全ての技術を注ぎ作られた

人工知能が作り出す虚構

夢想世界を構築し、人間の精神を

そこへ導く。

 

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人間の精神以外は全て

この人工知能が作り出す幻だ。

夢想世界内の謂わば神と位置する管理者…

 

何故バクは発生したのか?

幾度も試行し、イレギュラーなど皆無であるはずだ。

まして人工知能に私欲など存在もしない。

 

致命とも呼べる世界大戦を教訓に

平和を願う世界を構築するプログラム…

 

夢想世界プロジェクト

人工知能プログラム名…KADODE

 

彼…は、今…

何を思うのか?

 

 

(9話へ続く)