地下3階農家の家族…以下、一口サイズ物語!
【第78話】
300年祭…
この地下3階でも、
農家の人間達が
何か催すみたいだね!
(野菜を沢山収穫してるね!
家族総出で忙しそう〜)
「お父さん!早く早く〜!
早く出ないと、繁華街混んじゃうよ!」
「あなた、荷車の車輪は直りそう?」
「ああ、もうすぐだ。
すぐに出発しよう!」
どうやら、繁華街へ行って
野菜とか売りに行くみたいだね!
(あれ?でも、
いつもは仲卸の業者さんが
街まで売りに行くんだよね?)
普段は、出荷量もあるし
業者さん挟むみたいだけどね。
300年祭の今日は、
自分らで売りに行くみたいだよ♫
仲卸さん介さないと…
それだけ、安く野菜売れるらしいよ!
(でも、荷物大変そうだね!
お父さん、お母さん…娘さん…
皆、大荷物抱えてる!)
「サリー?大丈夫か?
歩き疲れたら荷車に乗ってもいいんだぞ」
「大丈夫よ!
私が育てた野菜…
大事に持ってきたいの♫
それに、お爺さんやお婆さんにも
売れたお金で、
お土産買ってきたいし…楽しみ!」
「サリー…ホントは自分の
新作のリボン買うのが
一番の楽しみなんでしょ?」
「…む〜!そ、そうだけど…
一番でも無いもん!
…一番は…こうしてお父さんとお母さんと
一緒に街へ行ける事だもん!」
(家族仲良しだね♫
初代の…結界内へ初めて来た
人間達の中でも家族を大事にしてた
人達がいたね…)
うん、初代の…彼らの想いは
後世にも引き継がれているのかな…
(79話へ続く)