地下4階〜!て、どんな所?以下、一口サイズ物語!
【第68話】
(ねぇねぇ?工業地区ってどんな所?)
大雑把に言えば、
木の製品の加工だとか織物だとか…
その他の製造工場とか会社とか…
生活に必要な製品を
作ってる工場が
密集してる地区だよ。
(おぉ〜!大工の棟梁さんや
織姫さん達のやってた
お仕事みたいなのでかな?)
簡単に言えばそうだよ♫
上の階の農林地区で
材料を確保するから、
持ち運びに最短のこの階が
必然的に工業地区になったの。
それにあるのは
工場だけじゃないんだよ。
製品を作るための、
デザイン会社や下の繁華街へ
品を売り出すための仲卸会社、
その他、会社と会社を繋ぐ為の
仲介業者とか…
沢山の会社がこの地区では
営業してるんだよ。
(う…う〜…難しい事は良く分からないけど)
とにかく、皆がより良い社会を作るために
工夫して色々働いてるって事だよ!
社会が上手く循環すれば、
皆も豊かになるからね。
(頑張った皆が
豊かになるのはいいね♫
ここの工場地区で
一生懸命働いてる人達を
応援しなきゃ〜!)
うんうん、
皆の工夫や知恵で今は
布や木製品も色々なのが
作られてるんだよ!
布も、昔みたいに
綿だけじゃなくて麻製品もあれば、
蚕に似た虫も発見されて…
絹が作られるようになったの。
(絹?凄いゴージャスだぁ!)
色々な布ができれば、
服のデザインも更に広がるし…
そしたら、服を売るお店も色々出店する。
こうして300年間で発展してったんだよ。
(私も絹のドレスとか…
着てみたいなぁ〜)
(59話へ続く)