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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

涼しくて静かで…あぁ眠くなる…以下、一口サイズ物語!

 

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【第12話】

 

次の日には地下は更に広げる事ができ、

4〜5人が寝ぞへる事ができるスペースになったの!

 

もう体力が無く、起き上がる事も困難になってた瀕死の老人を移動させ、

泉の水を飲ませ作りたての地下に寝かせてみる…

 

心地よい涼しさと、

静かで淀みの薄まった空気…

 

徐々に老人の顔色に血色が戻ってくる。

 

常時嫌な気配が纏わりつく事も無く、

心を蝕むような幻聴や幻覚も無い。

 

地上ではそのせいで夜も安眠とは無縁で

気力も体力も削られていくばかりだったけど…

 

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「ここは天国のような場所だねぇ…

涼しくて静かで…

あぁ…ここなら安心して死ぬことができるよ」

 

…と、地下に寝そべりながら老婆が呟けば

 

「おばあちゃん!そんな事言わないで…

長生きしてくれなきゃ!

もうじき生まれてくるひ孫の顔見たくないの⁈」

 

お腹の大きくなった娘が涙ながらに声を掛ける。

 

「ふふ…そうだね。

お前の母さんも死んでしまったから…

お産に立ち会って、お前を助けてあげられるのは私だけだね…」

「そうよ、

私が頼れるのはもぅ…

おばあちゃんだけなんだから」

「大天使様と皆のお陰で…

もう少し長生きできそうだよ…

ひ孫の顔を見るまで頑張らなきゃね」

 

穴を掘り続け、泥まみれになって疲れ果てた人々は

そんな娘と老婆の会話を聞いて

シャベルやつるはしを握る手に再度力が篭った。

 

掘り進めよう!

 

自分らはどんなに疲れ果ててもいい。

 

一人でも多くの笑顔が作れるのなら…!

 

 

 

(13話へ続く)

 

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読んで頂きいつも感謝です(^^)

Gうーぞうです!

 

カラーまでは出来なかった未完成イラストです。( ;∀;)

明日にはカラーで…お届け予定…です…

この物語で少し触れた事のある人物のイメージイラストです…さぁ、誰でしょう⁈ (無茶振りw)

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