UA-125421985-1

!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

聖なる土!大天使様エキス満載!以下、一口サイズ物語!

f:id:gouzo:20180902232200j:image

 

【第17話】

 

地下を掘っていった際に出た土は、

実はかなり貴重だったの。

 

粘土質で陶器を作るには丁度いい

素材だったんだよ。

 

釉薬とか何も無いけれど…

 

趣味陶芸のジェイソンさん(62)は昔、師範が

作っていた釉薬の作り方を

必死に思い出そうと奔走してる。

 

多少脆さはあるものの、

ちゃんとした竃も無く作られた陶器の割には、何とか入れ物としての役割は

果たした出来になってる。

 

ジェイソンさん(62)の次なる目標は

水瓶を完璧に作ることらしい。

 

(頑張れジェイソンさん62歳!)

 

f:id:gouzo:20180903203513j:image

 

土は陶器の他にも、竃作りに活用されたの。

 

竃作りは、地上では瀕死の危機になってた

お婆さんが教えてくれた。

 

「昔の農村では竃作りは自分らでやってたのよ」

「ああ、亀裂が出来ないように、土をツルツルに慣らすのよ」

「ここには空気穴を作って…」

 

 

身寄りも無く、偶然居合わせた青年達の助力で結界内に避難できたものの…

 

環境の劣悪さと孤独で、今にも消え入りそうだったお婆さん…

 

地下に来て、

起き上がれるようになり

周囲の人達と一から生活基盤を作っていく上で

若い頃の貧しい農村時代の経験や知恵が生きてきた。

 

竃作りなど、生活の知恵を皆に教えていくうちに頼り、頼られ…

お婆さんの周りにはいつも人の輪ができたの。

 

お婆さんはもう、

孤独ではないね。

 

(竃作りを監督してる時のお婆さんは

曲がった腰がピンとなって

スパルタ女官並みになるんだって!)

 

 

【18話へ続く】

 

 

f:id:gouzo:20180902235221j:image

 

今日も感謝です!(^ ^)Gうーぞうです!

今日のイラストは、先日の下書きイラストにやっとカラーを塗れたので載せてみます。

 

薬草学を学んでた学生さん。

避難してきて、もっと痩せこけて荒んでるはずなんだけどなぁ…w

f:id:gouzo:20180905094258j:image