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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

天使が眠る地下世界 その2

【第2話】

 

大天使の眠る結界は当然、人間など入ることはできないはずだよね…

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天使達が去って行く事を知った人間達は崩壊していく世界の少しでも生き長らえられる場所を探し彷徨い続けたよ。

その間にも人口はどんどん減っていったの…

 

それでも生き残った人間達が最後にたどり着いた場所が

大天使の眠る結界だった。

…けど、結界内に入れて貰える筈は無いって、人間達は思った。

 

だって、人間の傍若無人に神様は失望して天使達はこの地ごと人間を見限ったんだもん…

 

まして、ここ眠る大天使は神様をも凌ぐほどの力を持っているのに愛に薄くって、その事で神様と争いをしたと伝えられている無慈悲の天使様なんだよ…

 

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結界の前で人間達は途方に暮れた。

でも、のんびりしている訳にはいかないよ!

魔物達が人間の気配に気付いて迫っているの!

魔物に見つかれば万事休す、だよ〜

更に気温の乱高下も激しさを増して、いよいよ逃げ回る事さえ厳しくなった。

人々が人類滅亡を覚悟しかけた、そんな時…

 

誰かに呼ばれてるような、そんな気がしたの。

 

青年の1人が藁をも掴む思いで結界の光に触れてみたの。

本来なら、触れた途端吹き飛ばされて蒸発してしまうんだよ…

なのに、すうっと…暖かく…まるで中に誘われるかのように結界内へ足を踏み入れる事が許されたの。

 

青年は無我夢中で仲間を呼んだよ。

1人でも多くの人間を結界内へ!

(急げ〜〜)

 

人間達の慌ただしい動きを察知した魔物がいたの。

遂に魔物に見つかっちゃったよう〜!

動ける者は全員で逃げてくる仲間を誘導した。

生きている人間の最後の1人が結界内へ滑り込んだ瞬間、魔物…(獰猛な巨人)の持つ大きな斧が人間と結界めがけ振り下ろしたの!

(うわぁぁ💦)

 

結界内にいた人間達は息を飲んだ…あの巨大な斧の直撃を受ければ数十人は吹き飛んじゃうよね…

 

けど、吹き飛んだのは人間達では無かった。

人間30人分ほどもある体長の巨人はあっさりと結界の光に吹き飛ばされて行っちゃったの…