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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】104話 「急いで助けましょう!」

第104話

 

「急いで助けましょう!」

 

リージは未だ震える膝を叱咤しながらルピナスに近づく。

辺りを見渡したが…人の声は聞こえない。

聞こえるのは炎の燃える音や、炭と化した家屋の崩壊する音…

 

「…どの辺から…人の声が…?」

 

「こっちだ。…リージ、歩いて行けるか?」

 

激しい動揺が連続した為に足に力が入らなくなってはいるが…

ルピナスに背負って貰う程、子供では無いと、自分に喝を入れルピナスの後を付いて行く。

 

しかし…

その気力は、焼けた村の中央を通り

外れに差し掛かる頃には潰えようとしていた。

 

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この小さな村に生まれた時からずっと慣れ住んでいたリージにとって、

村人全員が幼馴染みであり、親戚のような存在だった。

 

 

(105話へ続く)