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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

【KADODE】72話 外は日が傾き、街中を金色に染めていた。

第72話

 

酒場の外へ出た一行を出迎えたのは…

日が傾き、街中を金色に染めていた夕日だった。

 

「もう日が落ちるのかぁ…なんだかあっという間…」

 

今日、午前中に街へ入ってから数時間…

2人には、あっという間であり、様々なカルチャーショックを詰め込んだ長き数時間だっただろう。

 

「大人になったら…また絶対に来るんだ。

次は2〜3泊しちゃうんだから!」

 

名残惜しそうに、けれど清々しくリーサは街門へ歩んで行く。

 

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大都市の街並み、これまでの旅路…そこで知り得た事もまたリーサやリージの大きな糧となり、自分の未来への選択肢を広げる豊かな要因になるだろう。

 

お土産を持って帰ろう…

 

勿論、物品も買ったけれど…

口から伝える事お土産もいっぱい出来た。

 

一行の目の前に、巨大な門が聳える。

一歩一歩踏みしめるように門をくぐる。

 

ルピナスさん、本当にいいの?

明日の朝まで…帰り道付き合って貰うの…」

 

もう一度リーサが確認する。

 

「ああ。お前たちこそ、明日朝からは2人だぞ。気を引き締めて帰れ」

 

「はい!早めに歩いて行けば…明日夜には村へ着くと思います」

 

明日朝には、ついにルピナスとの別れもあるのだ。

門を過ぎ、遠ざかりつつある大都市をもう一度リーサは振り返る。

 

「楽しかったな…」

 

寂しさを振り切るように、また前を向き歩き出す。

 

 

(73話へ続く)