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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

パン屋オープンやったぁ♫以下、一口サイズ物語!

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【第35話】

 

 

いよいよ、パン屋さんオープンの日!

 

 

パン職人さんは正直

こうして、

再びパンを作れる日が

来るなんて夢は

見れなかったの。

 

結界内に来た直後、

焚き火で焼いた

不出来な硬いパンが

最後だと思ってた。

 

それでも、

飢えてヘタリ込んでた

皆のお腹を少しでも

満たしたことに、

パン職人としての

最後の仕事が出来たって

思ったよ。

 

小麦は全て使い切った

自分に出来る事は

もう無いって…

 

そうでなくても、

自分の命が

この後、

1か月も永らえるかも

分からなかったし。

 

 

今、こうして

酵母でふかふかになった

パン生地を丸めてる。

 

世界がこうなる前は

大してヤル気も無く

親の跡を

何となく継いだ店で

日々、パンを

作ってたような気がする。

 

だけど今は、

こんなにも

楽しくワクワクする。

 

小麦の種を

持っていてくれた農夫

 

鶏やヤギを

命がけで連れて来て

くれた牧農夫

 

そして、自分を

生かしてくれた

仲間や大天使様に

感謝しながら

パンを作る。

 

 

地下民の仲間達が作ってくれた

パン焼き窯。

 

 

新しい窯はまだ

火加減が難しく、

2か月ほどは試行錯誤で

火加減を調節してた。

 

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ようやく、

商品になるまでになり

満を持しての

パン屋オープンだよ。

 

 

朝から、

パンを焼く香ばしい香りが

地下に漂う。

 

「この匂い…ずっと待ってたよ!」

 

お店の周りには、

子供達が目をキラキラさせて

集まってる。

 

 

ショーケースに焼き立てのパンを並べる。

 

 

ちょっと照れながら、

店の札を

オープンに変えると

待ち焦がれてた人々が、

お店に押しかける。

 

皆の歓声が湧く。

 

「美味しそう!」

「懐かしいわ…この匂い」

 

皆の感謝の声にパン職人、

鼻水ダラダラ

(わー⁈ ちょっと汚い!拭いて拭いて!)

 

 

実はパンを店に

並べた数より

多めに作ってたの。

買いに来れなかった人達にも

パンを試食して貰うために…

 

皆にパンを配る。

 

 

 

あの時のように…

 

 

 

(36話へ続く)

 

 

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いつも感謝です(^ ^)Gうーぞうです!

この話書いてるうちに、焼き立てふわふわパン食べたくなりましたw

 

☆☆☆☆☆二にゃ日記♪☆☆☆☆☆

 

今日は土星に行って、

モグラ土星人さんと決闘しました。

モグラさんいっぱい強いょぅ

…テちゃカタキ取って〜」

 

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