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!!!5秒以上1分未満な物語!!!

ブログ小説第2弾です!今回は主人公がいますwずっと描きたかったテーマだったので…上手く表現できれば…と思います!

対岸まで行き着くには?…以下、一口サイズ物語!

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【第30話】

 

 

対岸までどうやって行く?

 

 

(大天使様の開けた穴の淵を通って

回り込めばいいんじゃない?)

 

それが出来れば1番

いいんだけど…

 

穴は楕円形に開いてて、

まん丸な

結界より横幅が広くて…

 

…要は結界からはみ出てて、

人間達は陸続きでは

対岸へ到達できないの。

 

1番対岸までの幅が

狭い距離で80メートルくらい。

 

地下民達は

機材も揃ってないので

原始的な方法で

(対岸までロープを渡して、それから橋を架けるって方法かぁ…)

対岸を目指す事にしたの。

 

先ずは、

1番距離が短い対岸の

頑丈な木を探して、

ロープに石を括り付け

対岸の木に巻き付ける作戦。

 

 

…けど。

全然届かない。

 

 

作業は地上からやってるので、

少しの間でも、

みるみる体力が

奪われていったの。

 

 

それでも皆、

必死に頑張ったの。

 

作戦を練って、

次の日は崖に

木材を打ち付けて

距離を少しでも縮める試み。

 

 

…うーん…

 

縮まって数メートル…

 

あんま変わりない。

 

それでも

縮まったのは確かだし、

対岸へロープを

投げまくったよ。

 

石では距離が出ないから

次は尖った木の枝

(槍投げだぁ)

対岸に届きそう!

 

 

体力自慢の男の人達が

代わる代わる

投げたけど…今一歩…

 

見兼ねた、

大工の棟梁の弟子の少女が

槍…ロープ付きの木の枝を

投げる

 

アッサリと対岸の木にヒット!

 

(さすが怪力女だぁ〜!)

 

 

上手く絡ませることが

出来たけど…

しっかり結んでる

訳ではないので

何だか不安定…

 

それでも、

対岸へたどり着く為に

挑戦してみると

名乗り出たのは、

元聖者の青年。

 

「危険だよ!まだ固定されてない」

「せめて、もう一本ロープを別の木に

巻き付けるまで

待ったらどう?」

 

皆は心配し、

引き止めるけど…

これ以上、

地上で作業するのは

皆の体力を

削ることになり危険。

 

元聖者の青年は一か八かに賭けてみた。

 

ロープに手をかけ、

渡るそんな刹那、

対岸の木に

白い小動物がいるように見えたの。

 

 

白い小動物はロープをいじり

何かしてる気が…

 

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白い小動物の姿が

見えなくなった

次の時

ロープは先ほどより格段にピンと

張り、安定したの。

 

不思議だと

思いながらも

元聖者の青年、

ロープを渡り始める。

 

肩の上には相変わらず、

白うさぎを乗せて。

 

 

皆が見守る。

大天使様に無事を祈る。

 

 

大切な我らの仲間が

無事渡りきれますように。

 

 

(31話へ続く)

 

 

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毎度感謝のGうーぞうです!( ´ ▽ ` )

連休は有意義に過ごせましたか?

私はnanaというアプリにハマってしまい、

休日は1人部屋で歌ってました!

 

…えぇ

別に充実してましたよ?( ´_ゝ`)

 

という事で…今日のイラスト…

 

 

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